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1. DEEPSLAUTER - “ELEVATION DEPTH”
kamomekamome の向氏がライナーノーツの冒頭において、彼らの音楽、DEEPSLAUTER 節を「何だかよく分かんねえけど凄え!」と評していて、首肯すること赤べこの如し。15曲23分という速さも然ることながら、1曲の中に5曲分はあろうかというアイデア、そしてそれを勢いだけで畳み掛けるのではなく、きっちりと “構築” しているズバ抜けた演奏技術の高さ。Lightning Bolt の獰猛さと Sonic Youth の知性を併せ持つ、カオティックハードコアバンドの8年ぶりの新作。
2. OGRE YOU ASSHOLE - “ペーパークラフト”
師走の落雷。音の黄金比。2014 年も終わろうかという時期に出合ってしまった大傑作。歌詞・音・コンセプトの大三角形が右脳の暗闇を明るく照らします。といった具合に、聴き始めて日がまだ浅いせいもあり、感想が全くまとまらない。最高です。
3. Tycho - “AWAKE”
TL でよく見かけていた記号のように無機質な名前。日を追うごとに出てくる頻度が高まるので調べてみると、アルバムレビューには “ドリーミーでエモーショナルな質感はそのままにオーガニックな彩りは増しており、エレクトロニカ〜アンビエント〜ドリームポップ〜ポストロックを股にかけ〜” というふっかつのじゅもんが書いてあるばかりで、相変わらず何と読めばいいのかわからなかった。
ティコなのかタイチョなのか。
武井咲 (“さき” なのか “えみ”) なのか。
埒があかないので購入し、再生したら2秒で名盤だった。この手の音には疎いので、アン美のエレクトロニ科に入学したい。
4. the HIATUS - “Keeper of the Flame”
収録されている “Unhurt” という曲を聴いて「これは自分のために歌ってくれたのではないだろうか」と思ったひとが全世界に何人居るか見当もつかないが、なかでもその思い込みが激しい上位 30 人ぐらいのグループには余裕で入ってるはずだと真顔で答えてしまうぐらい心に寄り添ってくれた作品。
5. The Coastguards - “I REFUSE”
KCHC (柏シティハードコア) ドリームチームで結成された全ガロングエモバンドの 1st 。柏市の小中学校の合唱コンクールの課題曲は “Final Word” でいいんじゃないかな。
6. toe - “Live at 日比谷野外音楽堂”
ライブではバンドのルーツである、エモ/ハードコア面が剥き出しになり、さながらガスバーナーの青白い炎を見ているようだと思いながらあおったビールの本数を憶えていない。会場限定 USB
7. BADBADNOTGOOD - “Ⅲ”
カナダ発ジャズインストヒップホップバンド。ジャズでインストでヒップホップ。キメラかよ。
知性派トリオといった面持ちの盤からは想像もつかないような アグレッシブなライブで代官山 UNIT のフロア全体がモッシュピットと化していたのがとても印象に残っている。日本での知名度はあまりないが、来年フジに出るのでは?と予想
8. This Will Destroy You - “Another Language”
前作 “Tunnel Blanket” での、あの何とも形容し難い、最果ての音に心奪われてしまった者としては、原点回帰の今作は自家中毒にしか思えず、いまいち響かなかったのですが、朝晩の寒さが厳しくなるにつれ、音が段々耳と季節に馴染んでくるから不思議。霜柱が立たなくなるまでの期間限定盤。
9. Will Sessions -…